星状神経節照射(SGR);スーパーライザー|マーレあきら歯科クリニック|武蔵浦和 歯科

星状神経節照射(SGR);スーパーライザー

口の違和感を下げる治療

難治性と言われる口腔乾燥、口臭、舌痛症、口内炎、神経痛などの
不快症状を投薬とスーパーライザーを用いた
星状神経節照射を併用することにより緩和する治療です。

難治性と言われる口腔乾燥、口臭、舌痛症、口内炎、神経痛などの不快症状を投薬とスーパーライザーを用いた星状神経節照射を併用することにより緩和する治療です。

星状神経節照射(SGR);スーパーライザー

星状神経節照射(SGR)スーパーライザー

スーパーライザーの端子を首元上部にセットして近赤外線を当てる方法です。 星状神経節照射(SGR)は喉に麻酔注射はせずに光を当てる治療で、負担が少ない方法です。星状神経節(交感神経節)ブロック注射に類似した効果作用があります。
交感神経の緊張状態は様々な口の中の神経的症状を付随させます。(交感神経は興奮状態を作り、副交感神経はリラックス状態を作ります。交感神経と副交感神経のバランスを崩すことで様々な病的状態を作り出しやすくなります。)
交感神経緊張症状からくる口腔乾燥症や付随する口臭症、舌痛症、口内炎、咬合異常に伴う頭痛や顎関節症・咀嚼筋症候群・顔面神経痛や麻痺等の病気に対して効果作用が期待できる補助療法です。

  • 星状神経節照射(SGR)スーパーライザー
  • 星状神経節照射(SGR)スーパーライザー

上記疾患は難治性で投薬療法が一般的です。西洋医学薬(鎮痛剤や神経薬)を用いてもなかなか症状改善が難しいのが現状です。意外にも東洋医学薬(漢方)の方が効果的であったりします。西洋医学薬が単剤成分効能であるのに対して漢方薬は複合剤成分であるため効能が多種にわたり、植物材料のため神経系作用がある物が多く、マイルドに効きやすいのが特徴です。ただし、どちらの薬剤も一長一短があります。 投薬療法とスーパーライザーを補助的に作用させることは、理に適った方法です。単回での作用は差ほど大きいものではありません。継続的に受けることが必要です。


スーパーライザーは、直線偏光近赤外線を用い体の深部の部分にスポット状に照射することを可能にした光線治療機器です。照射部の血行を良くすることができる為、整形外科など使用されております。また、自律神経を整える作用があり星状神経節照射療法が可能なため眼科、耳鼻科、内科、歯科で最近使用されている治療機器です。

星状神経節照射(SGR)スーパーライザー 星状神経節は交換神経の要所で首の根本付近にある神経のツボです。 星状神経節(交感神経節)ブロックは、交感神経を一時的にブロックして痛みを止めるためではなく副交感神経を優位にする方法です。副交感神経が優位になると身体のリラックス効果により障害のあるところの血行を改善します。交感神経の興奮で出ていた症状を和らげ脳幹の血流が良くなることで自律神経のバランスを改善し免疫の向上やホルモンバランスの改善が行われるため全身的に作用しその効果は多岐にわたります。

従来、星状神経節ブロックは首の根元に注射を用いて行うことが一般的でした。 スーパーライザーを用いた星状神経節照射(SGR)は近赤外線光を用い光の作用とやんわりした熱の作用で非侵襲的に星状神経節(交感神経節)ブロックする事が出来ます。照射回数を重ねることで注射を用いた方法と比べて70~80%の類似効果を得ることができる治療方法です。ストレスなどで緊張している神経を平常な状態にもどすことにより治療効果を発揮します。

 

費用

自費診療となります。(保険は適用されません。)

1回照射10分~15分 2200円(税込み)
1週間に1~2回照射 5週間1クールです。(複数回継続照射により効果作用があります)

標準的な費用:11,000円~22,000円(税込み)
1週間に1回の場合、2,200円X1回X5週間=11,000円
1週間に2回の場合、2,200円X2回X5週間=22,000円
その後照射が必要であれば照射を継続します。

主な作用

神経的な症状を改善するだけでなく炎症症状の改善の補助作用があります。
神経の興奮状態を改善します。
自律神経系のバランスの改善します。
血流やリンパの流れを改善します。
ホルモンバランスを改善して生体活性物質の産生を良くします。
筋肉の緊張の改善。
痛みを和らげる 腫れを下げやすくする 傷を治りやすくする、etc


星状神経節照射(SGR)スーパーライザー 左図のように交感神経と副交感神経が多くの器官を相互支配している為、多数の疾患に作用性があります。その中でも顔面部は神経系が発達した場所ですので治療効果が期待されている理由です。
(一例ですが、緊張すると口が乾くといいますが下図をよく見てもらうと唾液腺は神経作用により唾液量が変わりやすいのが解るかと思います。

歯をくいしばるということわざがありますが、意味は、痛さ、悲しみ、くやしさ、いかりをじっとがまんするという意味です。→がまんというストレスにより噛みしめが大きくなる事の関連性を表しております。その結果、歯の痛み顎の痛みを経験した方も多いのではないでしょうか。)

星状神経節(交感神経節)ブロックの適応症
支配領域 帯状疱疹、反射性交感神経萎縮症(カウザルギー、幻肢痛、断端痛)
頭部疾患 末梢顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群、外傷性顔面神経麻痺)、 顔面痛(非定型顔面痛、咀嚼筋症候群、顎関節症)
眼疾患 網膜血管閉塞症、網膜色素変性症、視神経炎、角膜潰瘍、緑内障、 アレルギー性結膜炎、飛蚊症、眼精疲労
耳鼻科疾患 アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎、突発性難聴、メニエール病、鼻閉症 
口腔疾患 抜歯後痛、舌痛症、潰瘍性口内炎
上肢 上肢血行障害(レイノー症、レイノー症候群、急性動脈閉塞症、バージャー症)、 頸肩腕症候群、外傷性頸部症候群、胸郭出口症候群、肩関節周囲炎、 術後性浮腫(乳房切断後症候群)、骨折、テニス肘、腱鞘炎、頸椎症、 腕神経ニューロパチー、(外傷性、術後)、強皮症、関節炎、多汗症、凍傷、凍瘡、肩こり
その他 痔核、便秘、不眠症、冷え性、自律神経失調症

「ペインクリニック 神経ブロック法」若杉文吉監修より

スーパーライザーは、医科大学付属病院、歯科大学付属病院、ペインクリニック、リハビリ科で導入されております。近年、スポーツ分野でも使用されておりアテネオリンピック、Jリーグ、プロ野球、ワールドカップサッカー、アジア大会でも使用されている治療器具です。

リスクと副作用

即効性がある器機ではありませんので定期的な照射が必要です。1週間に1~2回照射が望まれます。大体の目安として5週間後に症状の変化の評価を行いま す。
照射による皮膚の刺激や痛みはほとんど見られません。
合併症や副作用が少ないのが特徴です。まれに照射後、交感神経を抑制されるため好反応として一時的に倦怠感等を感じる場合が出る事がありますが暫くすると改善されます。