Er:Yagレーザーによる治療|マーレあきら歯科クリニック|武蔵浦和 歯科

殺菌して虫歯を取る治療

レーザー治療は歯を削りすぎないで済みます

Er:Yagレーザーは、虫歯をとることを認められている唯一のレーザー機器です。
ヒーリング作用もあり痛みと腫れが少なく、
もちろん歯を削ることも歯肉を切除することも両方できます。

Er:Yagレーザーは、虫歯をとることを認められている唯一のレーザー機器です。ヒーリング作用もあり痛みと腫れが少なく、もちろん歯を削ることも歯肉を切除することも両方できます。

Er:Yagレーザーと虫歯治療

殺菌して虫歯を取る治療 Er:Yagレーザーは、水を活性化させて切除するレーザーでウォーターレーザーとも言われます。

虫歯の治療はドリルやバーを使った切除が用いられます。殺菌できないため虫歯菌の感染層を確実にとろうとする結果、取り残しを心配し安全領域を取り切除しすぎてしまう傾向があります。

また、神経に近い深い虫歯の場合、ドリルの発熱が伝わりやすいため、歯の神経を刺激して処置後の痛みが出やすい欠点があります。深い虫歯の場合、Er:Yagレーザーで殺菌しながら選択的な虫歯の除去を行えば、歯を削りすぎないで済みます。

また、切除面が殺菌され歯の面がとてもクリーンな状態のため、虫歯の取り残しの心配が少なくなります。患者さんにとっても歯科医師にとっても安心できる点です。

Er:Yagレーザーは術中術後の痛みが少ないのが特徴で、低侵襲の治療において欠かせない医療器具です。虫歯の治療や根の治療、歯周病の治療、インプラントや外科の治療などほぼすべての治療にアプローチできます。歯周病治療やインプラント治療の骨に対する再生に関しての治癒作用もあります。

Er:Yagレーザー その①
ライトタッチレーザー

ライトタッチレーザー

ライトタッチレーザーとは

Er:Yagレーザーであるライトタッチレーザーはイスラエルで開発されました。
2007年に世界で初めてLIH型(レーザー・イン・ハンドピース型)のエルビウムヤグレーザー(製品名:ライトタッチレーザー)が登場しました。

このLIH型エルビウムヤグ・ライトタッチレーザーは、ハンドピースに連結されたわずか10cm程度の超小型のレーザー発振器からエルビウムヤグレーザーを患部に減衰や位相の変化のなくダイレクト照射するノンファイバー式レーザーです。水に作用するため熱の侵襲がなく歯の切削やインプラントにも影響なく使えるというもっとも理想的なレーザーです。レーザー熱が水分子に作用し蒸散します。神経や組織侵害が他のレーザーと比べると少なく、条件によっては無痛的な治療が可能になりました。

虫歯を安全に除去するのに効果的であり、状態によっては歯を麻痺させるための局所麻酔などを必要としません。歯科用ドリルの振動をなくすことで、歯に微小亀裂(ひび割れ)を引き起こすリスクがなくなり虫歯菌の2次感染(治療後の感染)を防ぎます。また、低出力設定で使用するとレーザーエネルギーは神経に鎮静効果があり処置後の疼痛を下げます。状況によっては歯に痛みを感じさせることなく切削出力を出すことも可能です。

①殺菌洗浄効果があります。水へのエルビウムヤグレーザー照射反応は、H2O2を生成するためです。
②軟組織へのエルビウムヤグレーザー照射はPDGF(血小板由来成長因子)を活性化し組織治癒を早めます。
③強力なキャビテーション効果(液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象)とH2O2の殺菌作用のダブル効果で歯周ポケット内.根管内の清掃に非常に効果的です。

レーザー殺菌除去の時代の幕開け

レーザーという画期的なテクノロジーは、硬組織である歯や軟組織である歯肉に対して殺菌しながら健全組織を残し感染部分を除去する選択的感染除去を行うことで組織削除量を少なくし、術中だけでなく術後の痛みや腫れを軽減し治療の効果を向上させています。

ライトタッチレーザーの登場は、ドリルでの除去からレーザー殺菌除去の時代の幕開けです。非接触で除去することが可能で熱を伴わないため痛みが少ないのが特徴です。レーザー治療機器としては異次元なレーザーでゲームチェンジャーと言えるでしょう。導入されている歯科医院はあまり多くありません。

ライトタッチレーザーはEr:Yagレーザーでありながら軟組織もメスを使うように切れる硬組織+軟組織レーザーです。
国産Er:Yagレーザーは理論上、歯を削ることもできる程度でしたが、ライトタッチレーザーは殺菌しながらドリルのように削れるすばらしいレーザーです。
一見の価値はあります。詳しくは販売会社の以下リンクページをご参照頂ければ幸いです。
たくさんの治療動画や論文が記載されており、無痛治療などが載ってます。

株式会社NDC

ライトタッチレーザー 治療の流れ 

Step 01

殺菌して虫歯を取る治療 エナメル質などの固い部分やレーザーが当たりやすいようにバーなど併用して切除します。虫歯の本体の部分を判別するカリエスチェックとういう虫歯の染める液で確認します。 

Step 02

レーザーの切削能力が非常に高いため一部の固い部分を除きレーザーを用いて非接触で感染部分を除去します。感染部分と非感染部分では水分量が異なるため殺菌しながら健全な歯は残し硬く硬化させ水分量の多い虫歯の感染部分のみを切除できるためより多くの歯質を残せます。その後、一部、バーなどで形態修正し詰め物等の処置を行います。

Er:Yagレーザー その②
アーウィンアドベール

殺菌して虫歯を取る治療

国産のEr;Yagレーザー。多彩なチップがあるが出力的には弱いため硬組織の除去能力は十分でないが細いチップもあり高出力を必要としないレーザーを用いた根管洗浄などには安心して使用できる。また、歯周ポケットなど隙間がない所には細いチップで歯周ポケット深部までアプローチできる。

アーウィンアドベール 治療の流れ  

Step 01

殺菌して虫歯を取る治療 アーウィンアドベールの場合、同じ波長のレーザーですが切削能力が低いため通法に従い虫歯の部分を大まかにドリルやバーで虫歯の大半を切除します。(虫歯が小さい場合は最初からレーザーで除去できますが時間がかかります。)虫歯の本体の部分を判別するカリエスチェックとういう虫歯の染める液で確認して薄く染まる部分まで切除します。  

Step 02

殺菌して虫歯を取る治療 薄染部を殺菌しながら健全な歯は残し硬く硬化させ虫歯のみを切除してより多くの歯質を残します。その後、バーなどで形態修正して詰め物等の処置を行います。

Er:Yagレーザーは術中術後の痛みが少ないのが特徴で、低侵襲の治療において欠かせない医療器具です。虫歯の治療や根の治療、歯周病の治療、インプラントや外科の治療などほぼすべての治療にアプローチできます。歯周病治療やインプラント治療の骨に対する再生に関しての治癒作用もあります。